鈴木亜美とカクテキ
鈴木亜美の再メジャーデビューは画期的だ。
だって、昔とちっとも変わってないんだもん。
聞いた瞬間、すごい恥ずかしいキモチになったよ。
まるで押入の段ボールの中から中学生の時に作ったマイベストテープを掘り起こされ、そのテープの存在自体が恥ずかしいのに、それを今さら無理矢理聞かされて「え、オレこんなの聞いてたっけ」「やっぱ中学生ぐらいの時はオリコンチャートくらいしか知らないじゃん」とかって言い訳したくなるようなキモチ。
そんなキモチにあの若さにしてさせてしまうアミーゴ(死語)は偉大だ!
そして歌が予想以上にうまくなっていないところが良い!
歌がうまくなったら長い人生とても楽しく生きられるじゃないかと思い、歌を習いに行こうと企んでいたオレのキモチをすっかり萎えさせてくれた。
人間、努力をしても限界があることをアミーゴ(死語)は教えてくれたんだ!
親が子供に夢を諦めさせるとき、勉強の出来ない子供が親を納得させるとき、アミーゴ(死語、って死語が死語だ)が最高の実例になるのではないだろうか。
- アーティスト: 鈴木亜美
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 2005/03/24
- メディア: CD
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (70件) を見る